アートde元気ネットワークひょうご

県内各地域おいて地域固有の資源と芸術を融合し開催・実施されているアートフェスティバル/アートプロジェクトの連携を推進することにより、県内外への情報発信力を高めるとともに、交流人口の増加を促し、地域の活性化につなげます。

芸術祭/アートプロジェクトのネットワークがつながるイメージを2つのリングで、またアートの力で元気になる多彩な地域のイメージを3色のカラーで表現しています。
本ロゴは、神戸市長田区を中心に活躍する久保直史さんに作成いただきました。

IKUHART企画はアートde元気ネットワークひょうごに2023年から参画しアートの発展と地域の活性化に寄与しています。


3世紀 古代日本と韓国

幻の鉄の道をたどる

IRON ROAD Project 

2024年9月 韓国のアーティスト  滞在制作
11月 日韓交流展予定

 招待アーティスト 

 朴煇鳳 (パク・ヒボン) 
 韓国大邱在住、彫刻作家 

 招待アーティスト 

 李孝文 (イ・ヒョムン)
韓国全州市在住 彫刻作家

過去プロジェクト↓

高校生との地域連携事業

 育波芸術祭2022 

  育波芸術祭2022は、二十代の若いアーティストに参加を呼びかけることから始 まった。現在すでに活躍している作家や頭角を現した作家に声をかけることも考えたが、 私たちがここでやろうとしている活動の方向を考えたとき、その人選を若いスタッフに 任せることとした。 今回招聘した作家の中に「リサーチベース」という考えで表現する作家が何人かいた。 アートや芸術というと、どうしても作り込まれた作品の展示、展覧会的なものを思って しまうが、彼らの表現はそういった形式や方法とはずいぶん異なっていた。それらは、 作家自らが出会ったモノ・コト・ヒト、その場所その土地での経験や空気感を作品に取 り込み、考え、伝えようとする試みだった。出会いや発見ということに力点が置かれて いるのである。非日常から日常へ、アートが大きな身構えから離れて新しい展開を見せ ようとしているのではないか、そんな変化の可能性を思わせます。 また一方、この芸術祭では鉄を素材とする作家にも参加を呼びかけた。ここ育波には 五斗長垣内(ごっさかいと)遺跡という鉄の加工において古代史の重要な場所がある。 鉄との関わりの深い場所なのである。遺跡のある見晴らしの良い小高い丘陵地は、場の 特性を考えれば鉄彫刻を置かない訳にはいかない。今回展示された作品は、タイトルか らもこの場に対するそれぞれの作家の想いが伝わってくる。「痕跡からのことづけ」 「ここには人がいた」これらは古代と現代をつなぐ想いにあふれている。「まだここに いる」は遠い存在を思わせて示唆的である。 スタジオの西側には倉庫を改造した展示室を設け、浜と人の営みを連想させる鉄造形を 展示した。また東には、大谷浜という美しいけれど、時に播磨灘からの西風が荒々しい 浜がある。海と彫刻がどう出会うのかここにも作品を置いてみたい。展示した鉄作品は あっという間に錆に覆われたが、日々変化していく様子はとても興味深いものだった。 もう一つの展開として、遊休農地を舞台にしたランドワークがある。田んぼだった遊 休地で粘土になる土を探して掘り出すことから始まり、土はレンガに成形し天日干しに する。干し台は漁港の倉庫に長く眠っていた簀子を使った。何日かで日干し煉瓦が出来 上がる。次にそれらを焼くための窯を作り野焼きの作業が始まる。火が鎮まり熱が冷め たところでようやくレンガが出来上がる。作業は半年に及んだ。その間、農地を提供し ていただいた農家さんも一緒に作業を見守って下さった。地域の人たちが単に協力者で なく、パートナーとしてコラボレーションを実現することが出来た貴重なワークショッ プとなった。 この芸術祭にはもう一つ目論見がありました。それは若いアーティストと伝説の芸術 家の出会いを実現させようという試みだった。それにふさわしい人物は榎忠氏しかいな い。榎さんとのトークセッションの企画は幸いにも快諾をいただき、鉄にまつわる榎さ んの話や彼の思想に触れるまたとない機会を作ることが出来た。トークの後、榎さんと 作品を見て歩くツアーでは、榎さんの独自の視点や観点からの発言に若い作家たちは貴 重なメッセージを受け取る場となった。(トークセッションについては詳細をこの記録 誌に記載しています) 最後に、育波芸術祭2022は多くの皆さんからのご支援を頂いて成功裏に閉幕する ことが出来ました。実行委員一同、心より感謝とお礼を申し上げます。IKUHARTは3年 前に自分たちの手で鉄工所跡地の掃除をするところから始まりました。整備はまだ途上 です。この場所が次世代をつなぐ場となりうるかどうか、また地域との良好な関係を築 いていく場となるかどうか、課題は山積みです。うれしいことに「海の事業」は大きく 展開を見せてきています。「アート事業」も、地元企業との共同企画が始まります。非 日常から日常へ、シフトチェンジを心に期したいと思います。 IKUHART企画代表 JUN TAMBA 

育派芸術祭2022の冊子のPDFデーターをダウンロードしていただけます。
下のボタンをクリックしてください。

SHIDO × IKUHART  企画展のご案内

2023年11月5日のイベント動画です↓

 五斗長垣内遺跡シンポジウムの記録動画(6分)はこちら↓